数秘術とその歴史

数秘術は、一般に古代ギリシャの哲学者ピュタゴラスを創始者とし、
中世にユダヤ神秘思想カバラと結びついて発展したとされています。

しかし、数秘術の基礎となるマジックナンバー9の叡智は、さらにそれより古く、
新バビロニア王国を建国したカルディア人や、文明発祥のシュメールの叡智にまでも遡ることが
可能であるとも言われています。

人類の歴史の根本にまで遡可能性があり、実際に9の神秘は、エジプトの9柱の神や、
日本の9頭竜や古神道の霊数などなど、西洋に限らず、広く世界の神秘思想にも垣間見えます。

数秘術は、古く根源的な叡智ですが、その一方で、発展的でもあります。

今日、一般に広く伝わった、数秘のリーディング方法は、

20世紀初頭のミセス・L・ダウ・バリエッタが、
現代的形而上学と結びつけ、モダン・ヌメロロジー(現代数秘術)として体系化し、
定着しました。

一桁になるまで、数を足し合わせる単数変換のシステムは、非常に柔軟で応用範囲が広く、
また、簡単に計算できることから、習得しやすい特徴があります。